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症例報告~生理痛、月経前症候群・不妊の原因は便秘薬?~

基本情報:

【症例】31歳、OLA.H.さん

【主訴】生理痛、便秘、妊娠希望

【既往歴】特になし

【家族歴】特になし

【現病歴】1-2年前から、特別な原因はなく(ストレス?)生理痛は酷くなってきた。生理周期は37日間で、順調、生理期6-7日間、経血に塊がある。

生理予定日約7日間前から、腰や下腹部の真ん中の部分が痛くなる、痛みはだんだん酷くなり、生理1日前にピークで、生理後2日目まで続いている。

その時にイライラし、浮腫みも出るし、胸の張り感や痛みがある。産婦人科にピルを何周期も飲んでいたが、止めたら痛みはまた出てしまう。

今度妊娠も希望なので、漢方薬を求めに来店。

冷え症で、基礎体温全体低め、食欲普通で、BMIは17.15。脈やや弱く細い、淡紅舌、薄白苔。

治療経過

加味逍遥散合四物湯、鹿茸大補湯、折衝飲で生理痛と月経前症候群ほぼ完治で、基礎体温も理想なタイプになりましたが、妊娠までは行きつきませんでした。

そこで長年を飲んでいる便秘薬が気になり、それを止め、漢方の大建中湯に変えてみたら、2か月後に妊娠陽性反応がでました。

コメント

最初に気付かなかった便秘薬は大黄甘草湯です。多くの女性は手軽く飲んでいる便秘薬の一種です。

大黄は腸の動きを促進し、便秘を改善する薬ですが、その腸の前にある子宮にもその刺激で、妊娠できなかった可能性があります。

時期と便秘の程度により、便秘薬の選択は非常に重要です。

富士堂漢方薬局 中医師 張 冬