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都立薬用植物園での見学会 その1


527日(日)

朝からいい天気に恵まれました。

「薬用植物の観察・鑑賞、スタッフの交流と有酸素運動」と題して、富士堂のスタッフ、その家族も交えて一緒に都内の薬用植物園に見学に行きました。

植物園の職員の方に、植物それぞれの特徴や生態など、とても丁寧に解説して頂きました。

その時撮影した生薬の写真など、何回かに分けてご紹介します。

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  1. 茵陳蒿(インチンコウ)

和名:カワラヨモギ

使用部位:頭花

ヨモギの仲間で、川原や砂浜に生える植物です。

茵陳蒿という名前は、「古い木質化した茎から新しい茎を出すヨモギ」から由来しているそうです。

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2.紅花(コウカ)

和名:ベニバナ

使用部位:花

昔から染料などでも使われてきたベニバナですが、古今和歌集、源氏物語にも「末摘花」(すえつむはな)として登場します。

「人知れず思へば苦し紅の末摘花の色にいでなむ」・・古今和歌集

「なつかしき色ともなしに何にこの末摘花を袖にふれけむ」・・源氏物語


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3.丁子(チョウジ)

和名:チョウジ

使用部位:蕾

その匂いから昔かかっていた歯医者を思い出します。

奈良の正倉院には、八世紀ごろに渡来した丁子が保存してあるそうです。

こんなに大きな木だったとは・・驚きました。

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4.麻黄(マオウ)

和名:マオウ

使用部位:地上部

麻黄から鎮咳作用で有名なエフェドリンを単離したのは日本人の学者でした。しかし当時は、エフェドリンに鎮咳効果があるとは知られていなかったそうです。

案外小さな“草”なんですね。

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5.阿片(アヘン)

和名:ケシ

使用部位:凝固した未熟果の乳液

厳重に隔離され、フェンス越しに見るケシの花。その妖艶な美しさにしばらく目を奪われました。

未熟果に傷をつけ、乳液を採取します。傷跡が黒い縦線で残ってますね。


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6.益母草(ヤクモソウ)

和名:メハジキ

使用部位:茎葉

婦人科疾患でよく使われる益母草は、某韓国ドラマでも出てましたね。

益母草の名前は、「母に有益な草」からきているとか。

メハジキは、子供がこの植物の茎を短く切って、瞼に挟んで飛ばして遊んだことから名づけられたのだそうです。

いろんな遊びがありますね。

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7.ニチニチソウ

観賞用で親しまれているニチニチソウですが、有毒植物らしです。

とても綺麗な花です。

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次回に続く・・・

by イリタ


参考図書:

平凡社:身近な薬用植物 指田豊、木原浩著

医歯薬出版株式会社:中医臨床のための中薬学 神戸中医薬研究会編著